2010年11月27日土曜日

Black Friday

というのは、サンクスギビング(11月第4週木曜日)の次の金曜日のこと。

アメリカは国民の休日が少ないので、このサンクスギビングの木曜日から、日曜日までの4連休が一番大きい休暇となる(もっともアメリカ人は金曜日休んで3連休をとることは多いですが。)

日本の盆と正月を合わせたもの、というのがしっくり来ますね。(確かに、実家に帰る事が多いみたい)

この時期が、アメリカがもっとも交通機関が混む(と言われている)。

Black Fridayは初売りみたいな感じで、朝の5時とか3時から店を開いて、大セールを行う。

この日一日の売上げが、一年の売上げの10%になる事もあるらしい。(このBlack Fridayからクリスマスで、一年の売上げの40%を占めるとか。)

バーゲンって好きになれない。

安く買う事は好きだけど、人ごみが嫌い、レジに並ぶのが嫌い、疲れた店員の無愛想さが嫌い。セールのためにあるような、B級のしなものが嫌い。

年を取るにつれて、自分の時間と割引をトレードオフする事ができなくなっている。

でも、どのくらい混んでいるのか、近くのモールに行ってきました。

混んでる混んでる

人を人で洗うような混み様。

小さな子がぶつかるわ

でかい買い物袋を下げた人にぶつかるわ。

やっぱり来なければ良かったなぁ、なんて思いながら散策。

値下げがなさそうなアップルストアが大混雑、なぜだ?

エディーバウアーにはいったら

ずっと狙っていたグローブが30%オフ。

去年の冬からずっと欲しいと思っていたから、即決。(いままで様々なセールでいっさい値引かなかったのに、今回はもうけもの)

レジにも2、3人しか並んでおらず

その人達もせいぜい2、3個のものだけ

「これはすんなりチェックアウトできる!」

と喜んだら、

全然すすまない。

レジカウンターを見ると、

体格のいいおっさんが、とても大きな袋(おそらく、エディバウアーにある一番大きなサイズだろう。)

を3個ほど並べて、何かしている。

大きな袋はしかも通常の袋(セールのときはちょっとハッピーな柄の袋になっております.サマーセールでも、クリスマスセールでも)

どうやら、通販で買った、商品を返品に来ているらしい。(アメリカでは店舗のある通販では、店頭で返品、交換、返金をする事が出来る場合がある。)

何を好んで、一年でもっとも混むときに、通販の返品にくるんだ?

三つあるレジの真ん中はその通販返品男に占められており、右側は

午前中に買った品物のサイズ交換(それも1個、2個じゃない。。)

をしている。

これは嫌がらせじゃないか?

火をつけたタバコの煙のように伸びる列。

対応している店員さんも、キレるを通り越して、魂が抜けた顔している。

ようやく、通販返品男が終わり、サイズ返品男が終わりレジが流れ始めた。

力ない店員さんの

Thanks for your patients.

の言葉だけが印象に残った。


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