ブレッド・ファーブが古巣のパッカーズと対戦
第3Qに、クォーターバックのジェニングスから、46ヤードのパスが決まり、タッチダウンとなり、
キックも決まって、24対3となった。
その時、ふと、メアリーに会いに行かなきゃと思った。
ショーンが去って、半年。
メアリーが去って、一月半。
その間に職場の状況は悪くなったり悪くなったり、
予算はカットされ、もはや必需品のオーダーもできないという、切迫した財政状態。
わかりやすく言えば、料理屋で食材を買えない、魚屋で魚を仕入れられない。
要するに死に体。
物品(および実験動物)も買えないために、新しいデータを出すこともできない。
ミーティングでは
ほかのラボの悪口を言い続けるボス。
貧すれば鈍するとはよく言ったもので、最近とみに人相悪くなったなぁ、太ったし。(腹周りに肉がつくのは風水的には金欠になります。)
突然、ラボに現れ、引き出しを整頓しだし、プラスチックの空き箱を捨てる(使うから取っておいてるのに)
おそらく、メイルとかで頭にくるのを受け取ったりすると、そういことをしているのだろう。
元のある場所から変わるから、探さなくてはならなくなり、二度手間。
昔はバリバリやったかも知れんが、今は自分の手を汚さないのだから、
現場を荒らすは迷惑この上ない。
アメリカでは不況がつづき、波が岩を削るように、
静かにそして着実に人々の生活を浸食している。
失業率は9.6%とあるが、印象としては15%はあるのじゃないか?
そういう状況(仕事が簡単に見つからない)で、とくに理由なく
(あるとしたら、ボスの好みとかそういう問題だろう。)
メアリー夫婦の首を切ったボスに憤りを感じる。
そんな折、日曜日にパッカーズを見ていて、会いに行かなきゃと思った。
アメリカに住み始めた時に、居候していたから、道のりは体にしみ込んでいる。
最後の門を曲がると、家の前に、「For Sale」の立て看板が。
家に明かりをついておらず、人気がない寂しい雰囲気。
窓からは、家の中に人影は見えない。
チャイムをならすと、フルーキーの鳴き声が。
ほっ、
メアリーとショーンが歓迎してくれた。
家の中はがらんとしていた。
moving?
yes
When?
End of this month
Did you find a job?
Yes, both of us find job!
Congratulations!
いろいろなことを話したけど、前のボスのつてで、二人ともフルタイムで雇ってくれたらしい。
月末でオーガスタへ引っ越しらしい。
涙が出たよ。
こっちの生活でも仕事でも、骨折ってくれて、
でも、仕事をクビになった時は何もできなくて、口惜しかった。
この不況でフルタイムの仕事を夫婦二人でつけるっていうのは、本当によかった。
いやな職場で時間給でフルタイム以上に働かされて、残業代も出してもらえず。
毎日怒鳴られ、無視され、唐突に首切られ。
その絶望感は大変なものだったと思う。
人柄って重要だ。
これからの人生の幸福を祈ります。
フルーキーもだいぶ耳遠くなっていたけど元気だったよ。
メアリーからもらったカレー。
やっぱりうまい
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