2010年11月24日水曜日

悪いことばかりじゃないさ

ブレッド・ファーブが古巣のパッカーズと対戦

第3Qに、クォーターバックのジェニングスから、46ヤードのパスが決まり、タッチダウンとなり、

キックも決まって、24対3となった。

その時、ふと、メアリーに会いに行かなきゃと思った。

ショーンが去って、半年。

メアリーが去って、一月半。

その間に職場の状況は悪くなったり悪くなったり、

予算はカットされ、もはや必需品のオーダーもできないという、切迫した財政状態。

わかりやすく言えば、料理屋で食材を買えない、魚屋で魚を仕入れられない。

要するに死に体。

物品(および実験動物)も買えないために、新しいデータを出すこともできない。

ミーティングでは

ほかのラボの悪口を言い続けるボス。

貧すれば鈍するとはよく言ったもので、最近とみに人相悪くなったなぁ、太ったし。(腹周りに肉がつくのは風水的には金欠になります。)

突然、ラボに現れ、引き出しを整頓しだし、プラスチックの空き箱を捨てる(使うから取っておいてるのに)

おそらく、メイルとかで頭にくるのを受け取ったりすると、そういことをしているのだろう。


元のある場所から変わるから、探さなくてはならなくなり、二度手間。

昔はバリバリやったかも知れんが、今は自分の手を汚さないのだから、

現場を荒らすは迷惑この上ない。


アメリカでは不況がつづき、波が岩を削るように、

静かにそして着実に人々の生活を浸食している。

失業率は9.6%とあるが、印象としては15%はあるのじゃないか?

そういう状況(仕事が簡単に見つからない)で、とくに理由なく

(あるとしたら、ボスの好みとかそういう問題だろう。)

メアリー夫婦の首を切ったボスに憤りを感じる。

そんな折、日曜日にパッカーズを見ていて、会いに行かなきゃと思った。

アメリカに住み始めた時に、居候していたから、道のりは体にしみ込んでいる。

最後の門を曲がると、家の前に、「For Sale」の立て看板が。

家に明かりをついておらず、人気がない寂しい雰囲気。

窓からは、家の中に人影は見えない。

チャイムをならすと、フルーキーの鳴き声が。

ほっ、

メアリーとショーンが歓迎してくれた。

家の中はがらんとしていた。

moving?

yes

When?

End of this month

Did you find a job?

Yes, both of us find job!

Congratulations!


いろいろなことを話したけど、前のボスのつてで、二人ともフルタイムで雇ってくれたらしい。

月末でオーガスタへ引っ越しらしい。

涙が出たよ。

こっちの生活でも仕事でも、骨折ってくれて、

でも、仕事をクビになった時は何もできなくて、口惜しかった。

この不況でフルタイムの仕事を夫婦二人でつけるっていうのは、本当によかった。

いやな職場で時間給でフルタイム以上に働かされて、残業代も出してもらえず。

毎日怒鳴られ、無視され、唐突に首切られ。

その絶望感は大変なものだったと思う。

人柄って重要だ。

これからの人生の幸福を祈ります。

フルーキーもだいぶ耳遠くなっていたけど元気だったよ。


メアリーからもらったカレー。

やっぱりうまい

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