先日職場で、Potluckがあった。
Potluck:アメリカではよくある持ち寄りパーティーのこと。
なぜかすっかり忘れていて、前日にメイルでのリマインダーで思い出した。
「うーん」
と考えた結果。
家に材料あるもので簡単に作れて、一口サイズで、冷めてもおいしくて、他の人とかぶらなそうなもの。
「ポテトサラダだ」
とひらめいた。
家に、キウリがなかったので、Pick'n Saveによって帰る。ついでにマヨネーズも残り僅かだから購入。
パーティー用なんで、見栄えも大事ということで、
まず、包丁を研ぐ。
そして、材料の大きさをそろえて切る。(普段はほどほどです。)
ジャガイモをゆでて、ベーコンを焼きながら、
薄く切った玉ねぎとキウリを塩でもむ。
ジャガイモに火が通ったので、酢と塩コショウで下味をつける。
(この方法は、帝国ホテル料理長、村上信夫さんの自伝の中で覚えた、このエピソードは泣けます。)
ベーコンの油で風味づけ。
冷めたところで、
水をキチンと絞った、玉ねぎとキウリを混ぜ、
少々のマスタード、
表面を薄くコーティングする程度のマヨネーズを加え。(下味付いているからこれで十分)
最後に塩コショウで味を調える。
三回も味見した。(普段は一回。)
次の朝、覚めてもおいしいことを確認。
満を持しして、持参。
さて、パーティーはつつがなく始まり
ガンボとか、パスタとか、餃子、韓国風寿司なんか、40皿位あった。
私も久々にほかの人が作った味を堪能。
プレゼント交換が終わって、後は終了。
さて、
私のポテトサラダは
ほぼ丸ごと残っている。。。
不人気というより、手をつけられていない。
味確かめたけど、うまい。
確かに、アメリカで、ポテトサラダって見たことない。
うーむ、チョイスが悪かったか。
見たことがない料理に手をつけないのか?
あるいは芋は揚げるものだと思っているのか?
なんか、敗北感。
この「悲しきポテトサラダ」は
次の日の弁当のおかずになりました。
僕の料理のベース本の一つ。
この人の話好きなんですよ。
徴兵されて、先輩たちが秘伝のレシピを教えてくれるシーンに泣きました。
鍋にかかわる話が印象的です。
徴発を逃れて鍋を隠したり(戦後見つける)、ピカピカに磨いたり。
心がほわっとするエピソードたくさん。
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